子供と日本食
日本料理は、季節感や新鮮な素材の持ち味にこだわったヘルシーなメニューのために、食の西洋化が進み新たに、見直されています。
日本以外でも和食は健康食として注目を浴びている料理ですし、日本でも取り入れている家庭も多くなってきています。
海に囲まれた島国だけあって、魚介類や海産物が豊富なことも、日本料理の特長です。
日本料理といえば代表的なものは、お寿司や天ぷら、そばなどで調味料として醤油や味噌が欠かせません。
しかし、日本料理は醤油などの塩分が濃い調味料が多いので、意外と味付けが濃い料理が多いので子供に食べさせるときには味付けに注意が必要です。
大人用の味付けと一緒にしていると、子供にとっては味が濃い場合があります。
ダシなどの素朴な味付けが良いでしょう。
また、大人でも塩分を摂り過ぎると良くありませんから、子供メニューと一緒に薄い味付けに慣れておくと良いと思います。
日本食の良さ
日本料理では茶会での懐石料理や、宴会時の会席料理のメニューは、基本的に一汁三菜の形がとられます。
お吸い物、刺身、焼き物、煮物となっています。
この料理の方法は学校でも習いますね。
ごはん、汁物、おかずが3品と考えておくと分かりやすいです。
おかずが3品と言っても、豪華にする必要は無く、漬物などの付け合せでも1品と数えます。
正式なものは本膳料理と呼ばれています。
油をあまり使用せず、野菜中心の精進料理は、ダイエットにも最適で、若い女性にも好評です。
ダイエットをしたいなら、日本料理を中心に行い、自然とカロリーを抑えるようにしましょう。
野菜中心の食事にするだけで、無理なくダイエットに成功する方もいます。
また日本だけでなく、海外においても、健康によい食品として好んで食されるようになってきています。
日本人が何千年と培った和食文化ではありますが、牛丼や肉じゃがは、味付けに醤油や出汁、みりんなど日本特有の調味料を用いることから、比較的新しい｢日本料理｣であると考えられます。
一方で、牛肉を食べる習慣は「薬食い」と言われ、江戸時代、既に130年以上の歴史があるにもかかわらず、｢和食｣の伝統と呼べるかどうかは、判断が分かれるところです。
しかし今となっては、｢スキヤキ｣や｢牛丼｣も日本独特の｢日本料理｣であり、このように、菜食食材のみにこだわらず、味付け・調理法が日本で発達、完成したものを「日本料理」｢和食｣と呼ぶのがふさわしいのだと思います。
最近ではスローフードにも注目が出てきており、日本食の素材を生かした食事は健康に関心のある人に食べられています。
玄米などに変えるだけでも、食事から摂れる栄養はかなり違います。
子供に日本食を食べさせたいと思っているなら、そのままの和食ではなく、多少アレンジした方が良いでしょう。
ひじきの煮物よりも、煮物をハンバーグに混ぜてあげるとかしてあげましょう。
離乳食の頃から和食に慣れている子供は、大きくなっても和食が好きな子供に育ちます。